奥多摩の山村、媛首村。淡首様や首無の化物など、古くから怪異の伝承が色濃き地である。三つに分かれた旧家、秘守一族、その一守家の双児の十三夜参りの日から惨劇は始まった。戦中戦後に跨る首無し殺人の謎。驚愕のどんでん返し。本格ミステリとホラーの魅力が鮮やかに迫る。「刀城言耶」シリーズ傑作長編。【「BOOK」データベースの商品解説】 奥多摩の山村、媛首(ひめかみ)村。淡首(あおくび)様や首無(くびなし)の化物など、古くから怪異の伝承が色濃き地である。3つに分かれた旧家、秘守(ひがみ)一族、その一守(いちがみ)家の双児の十三夜参りの日から惨劇は始まった。戦中戦後に跨る首無し殺人の謎。驚愕のどんでん返し。本格ミステリとホラーの魅力が鮮やかに迫る「刀城言耶(とうじょうげんや)」シリーズ傑作長編。(講談社文庫) "首無"が歩き回ると人が死ぬ 奥多摩の因習の郷、媛首村 『厭魅』に続く第2弾、"刀城言耶"シリーズ最高傑作!! [解説]柄刀一(『密室キングダム』) [装画]村田修 奥多摩の山村、媛首(ひめかみ)村。淡首(あおくび)様や首無(くびなし)の化物など、古くから怪異の伝承が色濃き地である。3つに分かれた旧家、秘守(ひがみ)一族、その一守(いちがみ)家の双児の十三夜参りの日から惨劇は始まった。戦中戦後に跨る首無し殺人の謎。驚愕のどんでん返し。本格ミステリとホラーの魅力が鮮やかに迫る「刀城言耶(とうじょうげんや)」シリーズ傑作長編。 ※本書は2007年5月、原書房より単行本として刊行されました。【商品解説】
2008年版』(国内編)3位、『 このミステリーがすごい!
昭和18年の仲秋。 奥多摩の奥深くにある姫首村(ひめかみむら)には、旧家である秘守家(ひがみけ)が君臨している。 秘守家の長男・秘守長寿郎(ひがみちょうじゅろう)とその妹・秘守妃女子(ひがみ ひめこ)は、秘守家に伝わる儀式「十三夜参り」に臨むこととなった。 長寿郎の身を案じ、後から追いかけていた使用人の斧高(よきたか)。 彼は長寿郎と共に、妃女子の首無し死体を見つけることとなる。 そして10年後。 「二十三夜参り」と「婚舎の集い」が執り行われる中、村で次々と首無し死体が発見される…。 シリーズ最高傑作と名高い、「刀城言耶シリーズ」第3弾! こんな人におすすめ! ホラーが好きな人 作者に騙されたい人 ミステリーが好きな人 あらすじ・内容紹介 奥多摩の奥深くにある姫首村。 村の旧家である秘守家は、代々「淡首様」の祟りに悩まされ、凡ゆる呪いをもって対策を打っていた。 「三々夜参り」と呼ばれる、出生時、3歳、13歳、23歳になる度に行われる儀礼も、その一つだ。 秘守家に仕える6歳の使用人・斧高は、優しく接してくれる秘守家の長男・長寿郎の身を案じ、十三夜参りに臨む彼の後を追った。 そこに現れたのは、長寿郎の双子の妹・妃女子の首無し死体。 しかし秘守家の人間達は、彼女の死体を早々に片付け、有耶無耶の内に処理してしまった。 長寿郎は二十三夜参りに臨む。 この儀礼を終えれば、長寿郎は誰かと結婚する。 その現実に戸惑いながら、それでも長寿郎を支える斧高。 しかし儀礼は順調には終わらなかった。 次々と現れる、首無し死体。 怪異「首無」の祟りだと村中が騒ぐ中、姫首村に来訪した推理作家の江川蘭子(えがわ らんこ)は首無し死体の分類を試みる。 果たして犯人は、人か首無しか? そして、秘守家の儀礼の真の意味とは? 見事な「ホラーとミステリーの融合」を魅せる刀城言耶シリーズの中で、最高傑作との声も名高いシリーズ第3弾!