リゾート列車「雪月花」乗車レポート! 日本海の絶景&美食で贅沢時間♪ こんにちは! 旅が大好きなライターの伊佐知美です。新潟の上越妙高駅と糸魚川駅を結ぶ、えちごトキめき鉄道の「えちごトキめきリゾート雪月花(せつげっか)」。今回は、四季折々の新潟の幸と、風光明媚な...
(写真提供:えちごトキめき鉄道) また2号車の先頭には、運転席越しに前方または後方の景色が楽しめる展望ハイデッキがあります。別途15, 000円(2~4名の1グループ料金、税込)が必要ですが、自分たちだけしかいない空間で過ごす3時間は贅沢な思い出となりそうですね。 ▲乗車口の前には、越後杉を使ったお手洗いも。多目的トイレなので、子どもと一緒に入れるのが嬉しい ▲燕三条が誇る、さくら銅メッキ加工 2号車にあるカフェ兼バー「さくらラウンジ」の壁は天然のカバ桜、カウンターは天然の桜材を使用。さらにバーカウンターの側面にある桜の形をしたメッキは、金物の町・燕三条の職人がさくら色の銅メッキ加工を施したそう。少しピンクがかった色にどことなくあたたかい印象を受けます。 ▲床材には「安田瓦」。雪国の降雪・積雪・凍結などが考慮されており、堅牢で耐久度が高いと評価されています 「all made in Niigata」のコンセプトの通り、新潟県ならではの産業が随所にあらわれている雪月花ですが、常に揺れる鉄道列車、湿気や乾燥、極端な温度差などの問題が重なり、当初は本物の木を車両に用いるのは難しかったそう。それでも地元産の木を使うことで視覚と手触りを楽しんでもらおうと試行錯誤を繰り返し、雪月花の上質空間が生まれたそうです。 絶景と食事を楽しむ優雅な雪月花の旅、スタート!
」と称していましたので、それが普通の人の正直な感想なのではないでしょうか。 この「何かが足りない感」の答えは、簡単には解決できない非常に難しい問題です。例えばこの翌々日に乗車した しなの鉄道の観光列車ろくもん は、トップクラスの素晴らしい列車でした。 しなの鉄道以外でも、大成功を収めている いすみ鉄道 だったり おれんじ食堂 だったり、解決の答えはそういったところの現場にあります。えちごトキめき鉄道の経営陣、現業のスタッフなどが、それらを実際に自分の目で見て、判断するのが大事なのだと思います。 誰か外の人間がコンセプトを考えて、現場はそれに乗っかって業務をこなす。今は物珍しさから、そんな仕事も成立するのでしょうが、10年後を見据えて、ブームが去った時の事をイメージして、自分たちの頭で考え抜く事が大切です。 一流のサービスを提供するには、自分たちも一流のサービスを体験しなくてはなりません 。1万5000円の料金を取るのにふさわしいサービスなのか、同じような価格帯の他の観光列車をよく研究していただき、これからもひたすら改善をしていただきたいなと思います。 ⇒ 越後トキめき・雪月花の午後便「月コース和食」が美味い! (雪月花の食事はコチラ)
妙高高原駅を出ると、次の直江津駅までは約40分。ここでお待ちかねのランチタイムです。午前便はフレンチのコース! ▲三段重で出されるフレンチのお弁当。ドリンクは「新潟産ルレクチェジュース」(税込500円)や「岩の原ワイン深雪花(みゆきばな)赤・白」(360ml・各税込2, 000円)など別途注文も可能 メニューは東京都・六本木にある、『ミシュランガイド東京 2015』~『ミシュランガイド東京 2018』において4年連続で二つ星に輝いたフランス料理の店「Restaurant Ryuzu(リューズ)」のオーナーシェフ・飯塚隆太氏が考案した、オリジナルのフレンチメニュー。新潟県十日町市出身で新潟の旬の食材に詳しいオーナーが自ら食材に触れ、考案したものです。 調理は、直江津駅前の老舗ホテル「HOTEL CENTURY IKAYA」の料理長・石塚強氏が手がけています。 色鮮やかな見た目に食欲がそそられます。では、さっそくいただきましょう! 1段目は前菜です。 ▲左上から時計回りに「越後上越短角牛のコールビーフ コンソメジュレ」「海老のフラン ズワイガニのハーブ風味」「バイ貝と蛸のコンフィ バジル風味」「鯛のエスカベッシュ」 コールビーフとは冷製のローストビーフ。昼夜の温度差が激しい標高1, 300mの妙高市・笹ヶ峰牧場で育てた稀少なブランド牛「越後上越短角牛」は、少量でもお肉の味がしっかりとしていました。 ▲こんな絶景を眺めながら美味しいお食事をいただけるなんて、たまりません!